京都、八坂通の京料理、割烹 祇園 さゝ木印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |
まず「八寸」の意味合いから。八寸角の杉のへぎ生地の角盆のこと。これが転じて、ここに盛られる酒肴のことを指すようになり、いまでは献立の名称となった。正しくは、八寸四方の杉盆を使い、右向こうに海の幸、左手前に山の幸を盛り込むのが定めである。しかし、時代の流れや料理に対する捉え方が変わる中で「八寸」も少しずつ形を変えてゆかざるをえないこととなる。器も自在となり、また食材の使い方も自由になってきた。「祇園ささ木」の八寸シリーズ、これからの展開を楽しみにしてください。